蚊に関するQ&A
★蚊はなぜ血を吸うの?
蚊は産卵する為には動物性たんぱく質が必要な為です。 動物(人間含む)の血を吸うのはメスの蚊だけです。
メスは、交尾を行い、その時雄の精子を体内に蓄えておくのです。(体内に蓄えておく器官あり)
そして産卵のたびにその蓄えていた精子を少しづつ使って受精を行うのです。
ただ、一生に1度だけ交尾すると言われていましたが、田上大喜くんの研究結果で何度も交尾していることが
確認されています。
もちろん、卵を産むにはその都度血が必要なので吸血自体は何度も繰り返されます。
★蚊の種類は?
日本に生息している蚊の種類は約110種類と言われています。
一般的に良く識別されるのが、外でバーベキューやガーデニングしてると
飛んで来る縞々模様のヒトスジシマカや、家の中にこっそり潜んでいる
やや赤茶色のイエカ等がその代表種になります。
(世界中には3000種程生息している)
★蚊はどうやって生きてるの?
基本的に蚊は、木や草の樹液や水を吸いながら生きています。
ただメスの蚊は、子孫を残す為には動物の血を必要とする為、危険を顧みず吸血行為を繰り返します。
★蚊は卵から成虫になるまでどの位かかるの?
蚊の成長には気温が関係します。気温が15℃以上になると卵から成虫になり始め吸血の為に活動を開始します。
25-30℃まで上昇すると、さらに吸血活動が活発化されるようです。
気温が低い4月や10月後半は卵から成虫になるまで約1ヶ月近くかかりますが、
真夏の30℃前後になると10日~14日で成虫になるのです。
★卵は一回でどの位産むの?
一般的には一回に200~300個の卵を産むと言われています。
例えば蚊が体内に300個の卵を持っているとします。
しかし、そのうちの25%が退化して実際に産み落とされる卵は225個位になるようです。
★同じ場所にいて刺され易い人とそうでない人の差は?
田上大喜くんの研究結果により、新たな検証結果が発表されました。
蚊に刺されやすい人とそうでない人の差は足の菌に関係しているとの事です。
蚊は年齢や血液型・性別・飲酒の有無や体質等による差は関係なく、全て足の臭いに反応し、
足に常在菌が多く存在していると刺されやすい結果が発表されています。
故に、足に存在している菌をしっかり取り除けば、蚊に刺されにくい状況を作り出せる事が
判りました。(世界的な大発見です。)
蚊が多く存在する場所へ外出する時は、足をアルコールのシート等で綺麗にふき取ると
蚊に刺されにくくなると言う事です。
(足を石鹸で洗ったり新しい靴下に履き替えても数時間の効果ありとの事です)
★蚊に刺されるとなぜ痒くなるの?
血液は空気に触れると固まります。蚊は血を吸う時に血液が固まらないように唾液を注入するのです。
その唾液がアレルギー反応を引き起こして痒くなってしまうのです。
人は蚊が血を吸ってるのを発見すると叩いて殺そうとします。
この時、唾液が体内に残っている状態で蚊は逃げようとします。
ある文献によると、蚊は吸血行為を終えたら、飛び立つ時に唾液も全て吸収して飛び立つと書かれていました。
もしそうなら、しっかり血を吸わせて自然に飛び立たせた方が痒みは発生しないのかもしれません。(未確認情報です)
★蚊には天敵はいないの?
蚊の天敵として有名なのは、トンボです。田んぼがある所には沢山いますが
都会の真ん中には残念ながらいませんね。また、ツバメや蜘蛛・カマキリも天敵になります。
ボウフラなら、よく言われるのがメダカやヤゴ(トンボの幼虫)・ゲンゴロウですね。
でも、側溝のたまり水や雨水桝・グレーチング 桝の中は天敵がいませんから正に天国ですね。
★蚊はいつ活動をしてるの?
ヒトスジシマカ(ヤブ蚊類)などは、朝夕の涼しい時間帯が活動的(昼行性)ですが、
イエカ類は夜中に活動(夜行性)します。
蚊のこのような日周活動のリズムは、
日の出と日没を境とする日照の周期が関係しているようです。
★冬の蚊はどうしてるの?
多くの蚊は春から秋までの暑い季節に活動しますが、『チカイエカ』のように寒さにも強く、
ほとんど1年中活動する蚊もいます」
一般的に言われているのは、ヒトスジシマカ、キンイロヤブカ等は卵の状態で、
ヤマトヤブカやトウゴウヤブカ、オオクロヤブカ等は幼虫の状態で
また、アカイエカ、コガタアカイエカ、シナハマダラカ等は成虫の状態で冬を越すと言われています。