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デング熱の海外に於ける流行

デング熱の海外に於ける流行

デング熱・デング出血熱の流行地域は非常に広範囲で、アジア・中南米・オセアニア等熱帯・亜熱帯地域が主である。


年間の患者数は約1億人とみられ、そのうち約25万人がデング出血熱を発症し、内 約2万5千人が死亡していると推測されているようです。(国立感染症研究所より抜粋)


ヨーロッパに於ける感染は、フランスでの国内感染が2例、クロアチアに於いても国内感染が確認されたようです。

一方、アフリカに於いてはデングウイルスの疫学情報が少ないようですが、2008~10年で4例の輸入症例があり、4例ともデングウイルス3型が検出されており、デングウイルス3型が流行している可能性が高いとみられている。

 

デングウイルス3型は広域流行を起こしやすく、重篤なデング出血熱を引き起こしやすい傾向にあると言われている。 特に、初感染と違う血清型に再感染した場合に多く見られる為、一度感染した人は特に注意を要すると思われます。

デング熱及びチクングニア熱の輸入感染例が増加している地域として、近年注意を要する地域に、インドネシアのバリ島が上げられます。特にチクングニア熱の流行規模の拡大が懸念されてます。
2009年の193症例から2010年には1,018症例に急増しており、今後も感染域拡大に要注意です。

 

その他の2010年の情報です。
フィリピン 感染者数 6万2503人  死者 465人
台湾 感染者数   1123人←(増加傾向)
マレーシア 感染者数 4万4641人 死者 132人
ハワイでのデング熱流行確認(年末年始の旅行に注意)


デング熱及びチクングニア熱流行域から帰国後に、発熱や筋肉痛・関節痛などの症状がある人は、国内感染防止の観点から蚊に刺されないようにし、直ぐに病院での検査を行い、二次感染防止に御協力下さいね。
特に、熱が下がったからと言って、直ぐに戸外に出ることは止めてください。
デングウイルス熱・チクング二ア熱の感染媒介蚊のヒトスジシマカは11月位までは活動しております。


次回は、チクング二ア熱について調べてみましょう♪

2011-09-17 17:05:00

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